2016年なんでもランキング - なにかの備忘録

2016年の色々な物事の個人的ランキング

私が読んだ、観たタイミングが今年のものです。

【新書ベスト６】

１，デービッド・アトキンソン「国宝消滅イギリス人アナリストが警告する「文化」と「経済」の危機」(東洋経済新報社)

・・・文化財補修を手がける小西工芸社という会社のアトキンソン社長が書いた本です。日本で生まれ育った人には氏の著書のどれか一冊は読んでほしい。どれも「確かにその通りかもしれない」って内容だけど、そんな理にかなってる話を国外で生まれ育った人に指摘されないと認識すらできない私達も情けない(^^)

２，河岸宏和「激安食品が３０年後の日本を滅ぼす！」（辰巳出版）

・・・食品のプロを自称する著者が食品業界にはびこる闇？を指摘していく内容。働き始めて数年経ったような人には氏の著書をどれか一冊は読んでほしい。食品業界に関する事柄で話が進むけど要所要所に「誇れない仕事をするな」という大事なメッセージが出て来る。

３，渡邊博史「生ける屍の結末「黒子のバスケ」脅迫事件の全真相」（創出版）

　・・・読むかどうか迷ったけどね。例の脅迫事件の犯人による事件の経緯や理由などを綴った本。あのね、この本は虐められてた人とか家族と仲悪い人とかは読まない方がいいよ。あと特に人生に大きな不満がない人も読む必要はない。

４，別冊宝島編集部「田中角栄100の言葉日本人に贈る人生と仕事の心得」（宝島社）

・・・新潟出身者なのに今まで読んでなかった！の田中角栄氏に関する本。いい言葉ばっかり。

５，水野敬也「LOVE理論」（文響社）

　・・・モテない人類は全員読むべし！！

６，岡崎久彦「小村寿太郎とその時代」（PHP研究所）

　・・・○○とその時代シリーズは読むの3冊目。そろそろ明治の時代がある程度分かるようになってきたかもしれない。思想の偏りがなく歴史がまとめられているように思えるし、かつ読みやすい。

７，大塚英樹「リコー会長浜田広が語る「随所に主となる」人間経営学」（講談社）

　・・・部下ができ始めたら読むべき本。

【小説ベスト５】

１，野崎まど「バビロン Ⅰ 女」（講談社タイガ）

　・・・野崎まどはいいぞ。今年読んだ本じゃないけど「know」とか「なにかのご縁」もオススメ。氏の書くライトSFはとっても面白いのでもっと流行れ。SF寄りの西尾維新と私は呼んでる。

２，アンディ・ウィアー、訳：小野田和子「火星の人」（ハヤカワ文庫）

　・・・「オデッセイ」の名前でマッド・デイモン主演映画にもなった作品。想像力をかきたてられるというか、読んでてドキドキハラハラする。

３，城平京「雨の日も神様と相撲を」（講談社タイガ）

　・・・城平京先生と言ったら「スパイラル～推理の絆～」とか「虚構推理」とかただの推理モノだったとしても面白いはずなのに不思議設定を加えることで私の中で有名。今回は、親に相撲をしこまれた美少年が相撲の神様（カエル）を信奉してる村に引っ越したら、カエルの神様に相撲を教えることになり、そんな中村の近くで殺人事件が起こり―――という話。おかしい、おかしいけど面白おかしい。詰め込みスギィ！！

４，ヒュー・ハウイー訳：雨海弘美「WOOL（下）」（角川文庫）

　・・・サイロ三部作「ウール」「シフト」「ダスト」の一作目。シフトを先に読んじゃってたけど問題なく楽しめた。シフトとはちょっと違った雰囲気で話が進む。淡々としてるんだけど何故か飽きが来ず、淡々としてるからこそ大きなうねりが来たときの盛り上がりも凄まじい。

５，森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」（角川文庫）

　・・・今まで「四畳半神話大系」しか読んでなかったけどこれも面白かった。黒髪の乙女はいずこ。

【映画ベスト５】

１，セッション（2014年）

　・・・低予算映画とは思えない面白さ。音楽もいい。原題の「Whiplash」と邦題の「セッション」が両方共納得できるストーリー。

２，コードネームU.N.C.L.E.（2015年）

　・・・冷戦時代のアメリカとロシアのスパイが手を組む話。００７とかミッションインポッシブルみたいなハイテク装備や派手なアクションは無いんだけど小気味よく話が進んでいって東西の文化の違いとかをジョークに組み込んだり超面白かった。

３，ゲットスマート（2008年）

　・・・こちらもスパイ映画。諜報機関で働いていてスパイに憧れるオタクで冴えない分析官がやっとスパイになれて頑張るぞ、という話。コードネームU.N.C.L.E.とは違ってギャグ要素多め。

４，セルラー（2004年）