なにかの備忘録

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謎解きイベントを始める前に知っておきたいアレコレ(知識編)

私が謎解きイベントに積極的に行くようになってから1年が経ちました。(初めて行ったのはもっと前ですが)

先日、謎解きファン界隈で有名な美人ブロガーさんが初心者向けの記事(謎解き初心者応援フェアVol1 - 語彙力からの脱出)を書いていたのに触発されたのと合わせまして、いい機会ですので私なりにこれから参加する方向けに謎解きイベントに参加する前に知っておくと良さそうなお話をまとめてみたいと思います。

 

※章タイトルを除く本文には全て「一概には言えませんが」「私の個人的な見解ですが」という枕詞がつくものとして読んで下さい。

 

1,謎解き(リアル脱出)ゲームって何?

「リアル脱出ゲーム」「ドラマチック謎解きゲーム」「リアル謎解きゲーム」etc...

主催する会社や団体によって様々な呼び方がありますが、ここではまとめて「謎解きイベント」と表現させてもらいます。

プレイヤーがリアル(実際)に1つの場所に集まって、課される目的を達成するために謎を解いていく、というゲームになります。

たまに密室から脱出するのがリアル脱出ゲームでその他は謎解きゲーム、と言っている人がいますが、密室ではなくても状況を脱するという意味でリアル脱出ゲームも謎解きゲームも同じものです。今川焼き大判焼き回転焼きとおやきみたいなもんです。

 ほとんどの公演で時間制限があり、その時間内で目的を完全に達成できたら成功、出来なかったら失敗。という様に成否判定があります。

 ちなみに失敗する人の方がほとんどです。

 

周遊型以外のゲームの大体の流れは

 開場:時間までに会場に向かい受付。

    規定人数(※)未満で参加の場合別のチームメンバーがいるので挨拶。

→開演:本公演の設定やルールの説明、最終的な目標の発表。

→ゲーム開始:出された謎を解くと次にするべきミッションが判明、それを達成すると次のミッションが~を繰り返す。

       その内に最終的な目標の達成に必要な情報や手段が揃っていく。

       時間制限まで目標達成に向けて頑張る。

→ゲーム終了:今回の謎の解説、成功者の発表、解散。

 

※規定チーム人数:1つのチームを組む時の最大人数。例えば1チーム最大6人となっている場合に自分たちは2名で参加する場合、残り4人は知らない人とその場で1つのチームを組んでプレイします。チームメンバーとはゲーム中は一蓮托生になるので仲良くしましょう。

 

2,どんな種類があるの?

謎解きイベントには主にルーム型、ホール型、大規模型、周遊型の4パターンがあると言われています。それぞれ以下のような特徴があります。

 

・ルーム型

 1チームのプレイヤー達が1つの部屋に閉じ込められて、その中で部屋の中を隅々まで探して謎やアイテムを探しながらミッションを達成していく。

 1チームしかいないのでかなりワイワイできる。

 1チーム6~10人

 時間制限あり。

 

・ホール型

 複数チームのプレイヤーたちが広めのホールに集まって同時に1つの公演を行う。

 1チームにつき1テーブル与えられてその中でプレイする。

 1チーム4~6人

 時間制限あり。

 

・大規模型

 閉園後の遊園地や水族館などの広大な場所を使って行われる謎解きイベント。

 かなり大量の人が同時にプレイする。

 チームは組まれない為、集められるなら自分で好きなだけの人数のチームを組める。

 時間制限あり。

 

・周遊型:

 街を歩きながら、もしくは電車に乗って移動しながら謎を解いていくパターン。

 最初にキットを入手することで次にどこに行くかの指示があるのでその通りに進んでいく。

 好きなタイミングで始めることができる上に開催期間中であれば中断や再開も思いのまま。

 チームは組まれないので、好きな人とやろう。時間制限がなくてゆっくりできるから1人でもいいぞ。

 時間制限なし。

 

参加費用ですが周遊型以外は3,000円前後が多いです。

周遊型は無料~2,000円ぐらいでしょうか。

 

3,どんな団体がいるの?

東京在住の私が知っている中での有名所を紹介します。

・SCRAP:謎解き界隈で一番有名かつ規模もでかい会社。全国展開している上に常にどこかで何かをやっているので触れる機会が多い。

・よだかのレコード:西新宿に拠点を構える団体。オタク心をくすぐる設定の公演が多い。

・NAZO×NAZO劇団:遊園地や水族館で大規模公演を行うことが多い団体。ゲーム前後でストーリーの劇を行う。

・タンブルウィード:下北沢に拠点を構える団体。謎解きに慣れてきた人向けの公演が多い。

 ・AnotherVision:東京大学の学生を中心とした謎解き制作集団。学生団体と侮るなかれ。テレビにも出てたこともあり、人気が高い。

この他にも色々な団体がありますので、初心者じゃなくなってきたら探してみてください。Twitterでしか情報を発信していない個人の制作団体もあります。

 

4,準備をしよう

・謎解きイベントに参加するにはまずチケットを購入、もしくは予約する必要があります。

 それぞれのイベントのHPにチケットの購入ページ、もしくは予約ページがあるはずなのでそこで手続きをします。

 チケットが売れ残っており、当日券がある場合は当日ふらっと行って入れるかもしれませんが、当日券はえてして事前に買うより高くなっているので注意。

 

・周遊型の場合はキットの購入(配布)場所を探してそこへ行って手に入れてください。

 

・ルーム型、ホール型はチーム規定人数未満で参加してもスタッフさんの方でチームを組んでくれますが、大規模型、周遊型は1人で行ったら1人でやる事になります。

 友達を誘いましょう。

 興味がありそうな友達がいない場合はSNSの謎解きやリアル脱出ゲームコミュニティとかを探すと一緒に行ってくれる人が見つかるかもしれません。

 

・どんな謎が出てくるかわからないと不安、という方は「謎解き 練習問題」とかでググると色々出てきます。

練習問題で出てきたものと同じものは出てこないとは思いますが一例としてやっておくのもいいと思います。

 

5,向いてないと思われる人

・シニカリスト:設定とか出てきた謎とかチームメイトとかに対して冷めた目線になっちゃう人はオススメできません。例えばアニメや特撮が好きな人に対して空想科学読本の知識を使ってマジレスしちゃう人。謎解きイベントはロールプレイ要素を含んでいるものが多いため、それらに対して一々皮肉を言う人は割りと周りのテンションを下げます。思っていても最低限口に出さないようにしましょう。

・知らない人と接するのが嫌いな人:知らない人とチームを組むので情報のやり取りが出来ないと致命的です。

・自分勝手な人:繰り返しますがチーム戦です。はじめましての人チームメイトと協力してプレイしましょう。

※SCRAPさんは最近グループチケットというものを販売しています。これを購入すれば任意の人数(1人も可)でチームを作ることが出来ますので知らない人と組みたくない人は利用しましょう。

・ズルして答えを見たがる人:謎解きイベントは名前の通り謎を解くゲームです。解く過程が楽しく、解けた瞬間に達成感があります。他のチームの解答を盗み見たり、事前にネタバレを調べてから臨み、チームメイトの謎を味わいたい気持ちを無視してとにかく先に進んで真っ先にクリアしたい!という人は前述のグループチケットを使い1人で参加した方が良いです。

・超受け身の方:謎解きゲームは最終的な目標を達成するために能動的に謎を解いて行かなくてはなりません。

 

逆にTRPGとかボードゲームとかが好きな人は謎解きイベントも好きになると思います。

 

6,クリアしたら何か景品(けいひん)はもらえるの?
中にはもらえる公演もありますが、基本的にHPに特に書いていなければ物理的な成功報酬はありません。

 

7,初心者におすすめの謎解きは?

初心者の方々は時間制限がある公演に参加する前に、一度時間制限のない謎解きを経験しておくと良いかもしれません。

 

・謎解き関連の書籍

近年、謎解きができる書籍というものが増えています。

普通の本屋さんにも売っていますので探してみてください。

AnotherVisionの「東大ナゾトレ 東京大学謎解き制作集団AnotherVisionからの挑戦状」(扶桑社)

SCRAPの「5分間リアル脱出ゲーム」(SCRAP出版)

などなどがあります。

 

・周遊型の謎解き

近年(2019年時点)は様々な場所で周遊型の謎解きゲームが開催されています。

商店街・美術館・鉄道・商業施設、どこかの街・遊園地などなど・・・東京・大阪・名古屋など都市部に集中する傾向はありますが全国津々浦々、探せば出てくるぐらいあります。

あなたがTwitterをやっていたら関東限定ですが周遊型の謎解きの情報をまとめてくれている人もいます。「周遊謎情報」とかで検索したら出てきますのでご参考までに。

(ただしこちらは個人の方が好意でまとめてくださっているものですので、全ての周遊型謎解きを完璧にリアルタイムで網羅しているものではありません。)

 

 

近年、アニメ・マンガ・ゲーム・映画その他諸々、あらゆるジャンルの作品たちが謎解きゲーム化しています。

次は何がコラボするか分かりません。

あなたが滅茶苦茶大好きなあの作品が謎解きゲームになるかもしれないのです。

そんな時、その作品の謎解きに参加した時に、しっかりキャラクターたちとストーリーを楽しみ、更にあわよくば成功する喜びを味わえるかどうかは謎解きに慣れているかどうかにかかっているかもしれません。

 

はてなブログの中にも他の方がオススメの謎解きをまとめている記事があります。

しかもこちらは定期的に新しい情報が増えていくのでもしよければこちらもご参照ください

おすすめ公演 カテゴリーの記事一覧 - 語彙力からの脱出

 

 

8,謎解きって異性に出会えるの?

謎解きで出会ったお相手と付き合ってる人とか結婚した人も知っています。

周りを見るとゲーム人口的には男女比は半々ぐらいだと思われます。

しかし全ての人がアッチッチなロマンスを繰り広げているわけではありません。

このことやその他諸々の観察から私は以下の結論に達しました。

「謎解きで出会える人は謎解きをやってなくても他の手段で出会える。謎解き以外で出会えない人は謎解きでも出会えない」

 ※みんな謎を解きに遊びに来ているのでチーム内に気になる人がいた時もゲーム中はちゃんと謎を解きましょうね!

 

 

9,練習問題

一個練習問題を作ったので試しにやってみてください。
ここまで読んでくれた貴方なら簡単なはずです。

 

-1=謎

-3=を

-18=も

の時、
-1、-1,-6,-1,-12、-9,-6、-4、-15゛、-13,-3、-2,-5

は何でしょう。

初心者向けの問題です。

 答え合わせは次の記事(謎解きイベントを始める前に知っておきたいアレコレ(心構え編) - なにかの備忘録)で。

 

 

当記事に関してツッコミとか訂正とかありましたら謹んでお受けいたします。

お手数ですがコメントを頂ければ都度訂正します。